製品情報
手の届く革新技術、
都市型の陽子線がん治療装置Phemto®登場
ビードットメディカルは陽子線治療を改めて見直し、導入の難しさや負担を減らすため治療フローから再設計を行いました。
Phemto®という名前は、単位「フェムトメートル」に由来しています。
超電導技術を用いてビームを自在に曲げる設計とすることで、フェムト(10のマイナス15乗)メートルサイズの陽子による治療が、従来よりも小型の装置でできるようになりました。
この、小さく場所を取らない強力な装置で、多くの病院に革新的ながん治療の選択肢を広げていきたい。
Phemto®という名前には私たちのそうした思いが込められています。
販売名:陽子線照射装置 Phemto フェムト
医療機器承認番号:30500BZX00274000
超小型・高性能・高効率
ビードットメディカルは全く新しいガントリー構造「Magnetic Gantry™(磁気式ガントリー™)」を開発し、陽子線照射装置の超小型化に成功しました。コンパクトな装置に高い照射性能を持たせた新機軸の照射システムによって、効率的で負担の少ない治療を実現します。
性能の高さを維持しつつ、装置を小型化したことで、敷地面積の制約により導入が困難だった都市の病院にも陽子線治療を届けられるようになります。
Magnetic Gantry™
これまでの陽子線がん治療装置は、巨大な回転機構でビームを多方向から照射するため、導入には広大なスペースと莫大なコストが必要でした。そこでビードットメディカルは独自のMagnetic Gantry™(磁気式ガントリー™)と特殊な形状のスキャニング電磁石を開発し、陽子線がん治療装置の小型化を実現しました。
小型化の基盤となる
全く新しいガントリー構造
Magnetic Gantry™は小型化の基盤ともいえる革新的技術です。装置の内部には振り分け電磁石と偏光電磁石を設置しており、これら二つの電磁石が発生させる強い磁場によりビーム軌道のみを大きく変化させます。これによって、大型の回転ガントリーを使わなくても様々な方向から集中的にビームを照射できるようになります。
回転ガントリーを使わないので、装置導入に必要な建築面積をおよそ2分の1まで縮小することが可能な上、初期コストやメンテナンス費用の削減に貢献します。
短尺スキャニング照射
照射野を形成するには、縦横二つの方向にビームを走査する電磁石(スキャニング電磁石)を治療台から離れた場所に設置する必要があり、これが装置全体を大きくする原因のひとつとなっていました。
そこで私たちは装置の二つの電磁石を一体化し、特殊な形状にすることで、短い距離でも広範囲なビーム照射を可能にする技術「短尺スキャニング照射」を開発しました。
自走式*のシャトル治療台
放射線治療のスループットを向上
販売名:シャトル治療台 Throup スループ
医療機器製造販売届出番号:13B1X10334000001
*患者さまの搬送には必ず医療スタッフが付き添い、医療スタッフの操作によって発進し、搬送先で所定の位置に固定します。
構想から導入・運用、発展まで幅広いサポート
陽子線治療の導入実績はまだまだ少数であるため、世界的に見ても現場経験者が少ないのが現状です。そのため、病院に陽子線治療を導入し、運営を確立するには専門家のサポートが欠かせません。ビードットメディカルは、コンサルティング事業における装置導入実績を活かして、装置導入の構想から治療運用、その後の将来的な更新計画まで丁寧に病院をサポートします。
意思決定
- 運営ロードマップの作製
- 動線分析
- 最適フロー提案
- 収支分析
- 集患計画
- 敷地調査
- ライフサイクルコスト
計画~導入
- 現状維持しながらの建築設計
- コミッショニング
- スタッフトレーニング
- ワークフロー構築
- マーケティング戦略立案
運用
- 課題抽出
- メンテナンス
- 他施設との連携
- ワークフローの最適化
- 品質管理計画
- マーケティング戦略実施
発展
- 将来計画
- 治療を止めない保守
- 予防的保守
- アップグレードプログラム
- 新機器導入
- リノベーション
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