事業紹介

陽子線がん治療を世界中に

ビードットメディカルは、陽子線を使ったがん治療装置を開発している医療機器スタートアップです。従来、高さが12メートル程度あった巨大な陽子線照射装置を、約3分の1まで小型化し、陽子線がん治療の普及促進を目指します。

超小型化・高性能・高効率

ビードットメディカルは全く新しいガントリー構造を開発し、2022年5月に超小型陽子線がん治療装置の原理実証に成功しました。さらに、コンパクトな装置に高い照射性能を持たせた新機軸の照射システムや、現在の陽子線治療を見直し、より使いやすくした治療フローによって、効率的で負担の少ない治療を実現します。

Magnetic Gantry (磁気式ガントリー)

小型化の基盤となる新しいガントリー構造

陽子線治療の普及には従来の装置設計からの脱却が必要と考え、独自の発想と画期的な技術で装置の大幅な小型化に成功しました。これまで陽子線治療の導入が困難であった都市部の病院や、コストを理由に検討を断念していた病院への導入を促進することで、施設数の大幅増加に貢献していきます。

B-Flash scanning system

高速スキャンと大幅に低減したビームサイズ

スキャニング照射では細いペンシルビームを三次元的に走査して照射野を形成します。ビードットメディカルが開発中のB-Flash scanning systemは、その走査速度と大幅に低減したビームサイズを特長としており、呼吸に伴って動く臓器に対応する呼吸同期照射の技術と組み合わせることで治療の幅を広げます。

B-Smart treatment flow

効率的な治療で現場の負担を軽減

放射線医学総合研究所での臨床経験を活かし、治療の流れを見直し、病院がより治療を行いやすく、そしてより多くの患者さまに対応できる治療フローの効率化を目指した提案も行います。フロー効率化のため治療台を独自に開発し、治療室の稼働率を上げ、病院の採算性向上にも貢献します。

ビードットメディカルだからできる

私たちは国立研究所 放射線医学総合研究所発のスタートアップです。長年の研究開発と臨床の経験をもつ技術者集団、各分野のスペシャリスト、そして最前線で活躍する医師や協力企業の方々とのチームワークで世界に挑戦します。

ビードットメディカルのこれから

2023年6月時点、世界の106か所の施設で陽子線治療が行われています。また、2026年までに新たに69か所の施設で導入が計画されています。ビードットメディカルは、超小型・高性能・低コストの治療装置開発を通じ、世界の陽子線治療普及と市場の成長をさらに加速します。
2023年から2026年までの陽子線治療施設数
2023年から2026年までに世界で106施設から175施設に増加すると予測されています。
当社調べ(2023年6月時点)
陽子線治療装置の導入計画が世界中で増えていますが、
ビードットメディカルの装置の市場投入で
さらなるニーズの喚起を目指します。

売上と存在感で
業界トップのグローバルカンパニーへ

世界200病院300治療室世界市場でのブランド力を構築
技術優位性の追求顧客ニーズを捉えた商品・将来技術を開発
量産体制の構築世界的な需要の伸びに対応できる量産体制を実現
メンテナンス・サービス体制の構築お客様のパートナーとして長期的にサポート
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